ゆかいな後輩いっぺい氏が親族よもぎ氏共々ホッカイドーまで
遊びにいってきたからお土産あるよー!と言ってたのが先週。
ほたてやらカニやら夢のような取り合わせでウットリしていたが、
もう一週間して、まだあるよーってことで、後輩沼田ともども
のこのこ「秘密基地・サドルー(おっと!秘密だぜ!)」に
出かけていった。そこで遭遇するものは、「アザラシの肉」で
あった。
おりしもいっぺい氏はこの日、浜松に行ってたらしく、お土産に
うなぎもあったので、うな丼ともども初の「アザラシ」に挑戦と
なった。あ〜、あ〜、なんでこうした冒険するんだろうと思ってる
矢先にいっぺい氏は「他にもね〜、トドとかクマとかの肉もあったん
だよぉ!でもねえ、クマとか臭いみたいだし、一番おいしそうなの
選んできたよぉ」といって、なんらはばかる様子もない。ぬまたはこの日、友人と昼間に名古屋に出かけており、「お前、今日
アザラシ食うんだろ?」(なんちゅう会話でしょう!)と戦々兢々と
していた。とはいえ、この事態に不安と冒険心共々、やはり恐いもの
みたさに参加している。さて、うな丼もでてきて、こたつで「いただきまぁす!」とやってから、
缶詰め状になった「アザラシ」登場!御覧のとおり箱には「風味絶佳」と
ある。アザラシだよ、アザラシ!なにさ!風味絶佳って!といぶかしみつつ、
みなうな丼そっちのけで注目。
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箱から出すと、その缶詰めはなんのラベルもない銀色のスチール
もろだし缶!「」とどよめきが走る。
ちなみに缶の裏には申し訳程度に「アザラシ」と書かれている。
いや、この缶見る限りはこの「アザラシ」という表記しかない。
まぁ、そうね、アザラシしか入ってないんだろうし、そうなんだろうけど、
なんだかもしかして、これはロシアかなんかで製造されてるのでは?という
不安にかられた。勇気をふりしぼってプルトップをひっぱった。
まず、赤身にみえるが、なんせ「大和煮」にされていて、とにかく茶色。
匂いは理系のながやが理系一流の「クンクン」をばしでかし、感じる
ところでは「大和煮」の香りで、もとの香りなんてわかりゃしない。さて、味です。「ぬまたぁ!行けぇ!」「えええぇ!!ぼっ、ぼくから
ですかあぁ?」といつもの儀礼が展開され、パクリ。皆もパクリ。
うん〜〜〜〜〜とねえ、えぇ〜〜〜っとねえ、「大和煮!」。一番
近い味は「まぐろの缶詰め」。みりん、しょうが、しょうゆですっかり
ダマしてあるが、これはどうやら推察になるが、「きっと赤身の血肉で
くさいから、大和煮にしてあるんだよぉ!」とよもぎ氏。そうか、そうか、
でも思ったよりうまいぞ。と、いいつつ、私はうな丼をむさぼった。缶詰め内部は肉片とタケノコがはいっていて、まぁ本当に大和煮なのである。
こうなると他にも「シカ肉」とか「クマ肉」なんてのに挑戦もしたくなって
くるのだが、もとの肉の味そのものは、こうしてたべてみてもやはり
不明なのである。生だとくさいのかなあ。あぁ、恐い。PS:アザラシはどうやってつかまえられたのかなあ?って話になった。
「そりゃあ、きっと君、エスキモーな人たちがこん棒でもってボカリ!と
いくのさ。んでもってズルズルと引っ張ってゆくの。缶詰め工場へ。」
あああ、寒い光景だ。寒い。そしてだれかが言った。「今、ゴマちゃん、
食べたんだよ」ああああぁ!そうか!アザラシだもんな!あああぁ!
なんとなしにショックだった。まあいいか。