某月●日 キー配列でキー!

こないだ借りてきたものだけでセットアップされた
2階のクラッシック2なのだが、よくよく使ってみると
ときどきハードディスクは動かないし、回っても「キュラキュララ〜」
などと、実にデンジャラスなサウンドを発散してると思いきや、
よくよく使うと、キーボードと画面の表示が違うことに気付いた。
カッコの位置や、アットマーク、各種記号の位置も違う。
「ぬぬう??」急遽ながやの懐刀「後輩沼田」に「なんでぇ?」と
そのまま理由を聞いてみた。

しばらくは「なんででしょうねえ?」と共倒れムード満載だったが、
ふと何かに思い当たったか「その使ってるキーボードのドライバが
入ってないんですよ!」ときた。

???ここまでマックのセットアップしてきて、そんな行程があるなんて
ことすら知らなかった。どうやらマック本体のほうに「スマンことですが
このキーボードでいきたいんですが・・・・」などとお伺いせなイカン
らしい。

そこで後日、ぬまたにそのキーボード情報ソフトを送っていただいたのだが
今度はマックがたちあがらない!例の「キュラキュラ・・・」なる
非力なハードディスクの息切れサウンドばかりむなしく響き、
画面に一筋の光もささない。そういや沼田が昨日言ってたっけ、
「ハードディスクってのは消耗品ですからね、この音はやばいなあ・・」
やばいなあ、じゃない!いや、やばいかもしれない、いや、ヤバイ!
てんでダメ!動け!動きやがれよ、このマックさま!ねぇ、なんとか
いってよ、クラッシック!イヤーン!ダンマリなので、イヤーン!と
いろいろ頭の中が錯綜したが、つまるところ、機械音痴の主婦の如く、
ひたすら電源をオン・オフと繰り返したのだった。


そうした些末な努力が実って、なんとか息を吹きかえしたクラッシック
だったが、今度はインストーラがイマイチ不調でガタガタぬかしやがる。
相手が目に見えて、つかめるもんなら、ムンズとつかんでハードディスクに
つっこめるところだが、なんせソフト。生きてんだか、寝てんだか
ちっともわかりやしない。「そんなつれないことゆーなよー。インストール
してくれよお〜」とすっかり意気消沈しまくったながやに「しかたねーなー
・・・」とばかりに、メンドくさそうに、インストールしてくれた。

ふー、やっとこ・・・と、さっそくエッセイモードに入るや、今度は
「TEACH TEXTは同時に二つの書類は開けません」などと、とても
想像していなかったドンくささをアプリケーションに発見し、なんだか
もう笑いがこみあげてきて「あはははははははは!クラッシック!ばか!」
などと、ナチュラル・ハイが入りはじめてしまった。

が、なぜか憎めないのはなんだろう?もちろん昨今のパソコンでこんな
事態になるようなら、迷うことなく裏の川に流される運命になるだろう。
(ワシは思ったより短期でイライラ性である。やるときはやる!)
しかーし、モノがよりによって、好き好んでクラッシック2なのである。
いわば、みすみす好きこのんで苦境に立ち向かったのである。そして
来た、あまりにも自然なこの不自由なのである。
笑ってしまったのは「あああ、やっぱり不自由!」という、なんだか
安心すらともなう、来るべき結果に帰ってこれたのだという、安堵感の
ような気がする。


某月×日

すっかりMacintoshの増設熱にとりつかれたながやですが、
またも中古を入手してしまった。なんとたったの1万2千円!
キャー!思いきって買ってしまいました、LC550。

同じ店にPerforma520のジャンク品が2万であったの
だが、こちらは起動ディスクもきちんとついていた。
ところがこのPerforma550はキーボード、マウスで
おしまい、という淡泊さんセットだったのだ。
ええい!起動ディスクなんぞいるものか!と大いに発奮し、
思いきって買ってしまった。

メモリがたったの12Mしかなくて(オンボードで4Mゆえに
8Mしか載ってない)、ブラウザすら開かない。ムムムと一念奮起して
32Mの72pin、SIMMってのを探すがなかなか売ってない。
後輩に聞いたら「ぼくが買ったときは2、3万しました」と言う。

本体1万2千円ってのに中のパーツが2、3万だなんてあんまり
じゃん!と大いに憤り、困っていたのでもっぱらインターネットで
「中古ジャンク情報」なんてページばかり探すようになった。

するとみなさんなかなかたくさんいろんな改造しているもので、
聞いたことのないジャンクなんてのがワンサカあった。
見てると自分にもなんだかできそうな気分になってくる。
気分になってくると今度は開けたくなってくる。開けると
触りたくなってくる。触ると壊れるのである。

Macintoshは匡体あけると、保証が利かなくなる。そこで
おっかなびっくり開けてみて中身みたら「ヒャー!」と叫んで
あわてて閉めるのが常となる。あけなけりゃいいのに、あけずに
いられないのが妙なものである。

でもまぁ、なによりカラーである。3200色というから、十分遊べる
のである。本当は改造したくてかったんだけど、十分早いし、
しばらく2階のワープロとさせていただくことにした。
キーボード配置がやや異なってるマシンなので、慣れるまで
やや難儀しそうだが、それでもMacというだけあって、
操作性にたいした困難もない。
使い初めにややフリーズすることが重なってるが、まぁ、なんとなれば
OSを現在の7.5.1から7.6くらいにはしてやろう。

しっかし快適なマシンだな、550。スイスイ動くでやんの。
もしかして、モデムつないだら、ネットもできるのかな?
なんにつけ慣れるまではしばらくワープロですなあ。
ああ、こんなにMacばっかりかってどうするんだろう、俺。

 

他のエッセイを読む