買ってみたらこうだった

私は家電が大好きです。自分ではふつうの人という自覚があるんだけど
いざ部屋を見渡すと、いささか家電が、いや、映像関連の家電が多いので
ちょっとこれは、ワタクシ、いけませんわ!と自らをかえりみたわけです。
すると「え、なんで俺こんなん買ってるの?」ってものも出て来まして、
それでもこれから「買うんだー」って思ってる人の参考にでもなればいいやと
このエッセイを書くことにしました。

●アイトレック(オリンパス)


目の前で40〜60インチ相当の画面の迫力!!的宣伝文句でしたよね、これ。
うんまあたしかに目の前にドカンとデカくは映るんですけど、目は疲れやすくなります。
私の買ったのはイヤホンでしたから、老後寝たきりになったら、大部屋でも映画見れる
かしらと不遜な心配から生じた買い物でした。
画面はドットがみえますし、まぁ昨今の大型テレビ、ハイビジョンの映像なんてのに
慣れてしまうと、あんまり買う理由がないかもしれません。一人暮らしならこういうのを
部屋でつけててもいいけれど、家族などにこれを利用してる風景は見られたくない感じです。
ちなみに私はボディソニックの椅子も買ってますのでこれと併用するとなかなかひとりぼっちで
デラックスな気分を味わえる映像環境なのかもしれません。しれませんが昨今の
大型テレビで映画とか見た方が断然いいですよ。私はそう思いました。

●ネットワークサーバー

AVelリンクプレーヤーというやつを入手しました。買ってみるまでの「予想」では
「パソコンとテレビの映像を行き来してくれる、サーバの役割もになうすごいやつ!」の
はずでしたが、実際買うと「パソコン内の映像を綺麗にテレビで見れるよ」なものでした。
スキャンコンバータだとかアップスキャンコンバータみたいな役割くらいのものでした。
無線LANでも使えます!が売り文句でしたが、無線LAN設定についての知識は
まるっきり主婦並みのわからなさ具合のながやは、これをどうしても上手く設定できません
でした。自分のせいではありません。わかりにくすぎます。アップルのマシンなんか
使ってる私は、無線LANなんてのはAirMacでマシンがかってにやってるくらいにしか
気付いてないから、「暗号化」とか求められてくるともうなにがなんだか!
どうしてもPowerBookG4と無線ネットワークしないもんだから、クロスケーブルで
直繋ぎしましたよ、もう。そしたら動きました。動いたけど、内のMacにはほとんど
映像なんて置いてやしないもんだから、見るものなんてありゃしない。
無理矢理写真をテレビで見たけど「これならMacでみるよ、もう」って気分になりました。

●ラジオサーバー

オリンパスのラジオサーバーVJ-10。サーバーつーとかなり引き腰になるくらい、
なんだか昨今あんまりいいシロモノに出会ってないのでかなり恐れていたのですが
いや、これはなかなかですよ。これはいいですよ。外部アンテナは特にいいですよ。うん。
ラジオの感度もいい。録音媒体も昨今の家電メーカーがやる「メディア買いやがれこの野郎!」的
束縛から離れ、ハードディスク!いい!このセンスはいい。37Gという、私の部屋の
どのパソコンよりも容量のあるのもグー。
ラジオ局もプリセットできるし、留守番録音中もほとんど音を立てない。
唯一ICレコーダーボイストレックV-20との合体で、吸い上げはできるんだけどボイストレックへの
送り込みが未だにできません。なんでだろ?エラーがでてそれっきりよ。んもう。
でもまぁ本体には文句無し。今の時代になんでもっと早くラジオ録音機はこうならなかったのか
不思議です。

●Rec-on(for Macintosh)

Macそのものを起動しないで、テレビなどを録画しておいてくれるハードディスク録画機。
んんー、ほんとは携帯電話経由で予約できるのが欲しかったんだけど、自分が買える時には
もうこれっきりでした。ハードディスクは着脱できます。Macへの転送もまーまー早いです。
お目の肥えたDVDハードディスク付きレコーダのユーザーには「ムム」な画質かもしれませんが
私にはてんで問題無しです。USBでつなげますよ。ちなみに上述のAVeL君につないでみたら
認識しませんでした。あああ、つなぎ方が悪いの?それでも私ごときが使えないってのは
すでにいかんよねえ?

●昭和テレビジョン

このエッセイ内ではもっともスチャラカに位置するマシンですね。ま、お茶の間の
テレビ(1.5インチ!)が実際に映るっていうなかなかのすぐれもの。このテレビが着脱できないのが
口惜しいですが、映像は笑いが込み上げてくるくらいしっかり映ります。いいよこれ。
調子のって車のダッシュボードにのっけるべく、シガーソケットから電源とろうとしたら
ACアダプターがものすごいイキオイで他界しました。説明書以外のことはあまりしないほうが
いいですね。地上波テレビも映りますが、ピンジャックもついてて、外部入力も受け付けます。
字幕もでますけど、読めません。

(総評)
大雑把に言いまして、こうしたイロモノっぽい商品達は、売り込み文句をよぉ〜く読んでから
買うか買うまいかきめる方がいいですね。B級のやっすい外国映画の予告編みたいな感じです。
「なんだよ、予告編が
一番できがいい状態ジャン!」
的商品も
ままあります。買う私もラジオサーバー以外はすべて中古での入手ですので、あらかじめ
あきらめもった買い物ゆえに許せる買い物がほとんどです。

こういうものたちを応援してる雑誌達もなんだかまるごと信用がおけないなあ、という感じが
しています。おもしろおかしくわーい、って気分になれる人は買ってもいいですね。
あくまで遊び感覚です。

買ってみないとわかんないものは買うしかないんですよねえ。
外れても楽しんだけどね。うん。

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