肩が凝る。右肩だけが同じように凝る。理由は分かってる。本を読むから。
ネットで目ばかり使うから。
じゃあなんで右目だけ?
私を知ってる人は、私が左目の視力を極端に悪くしていて、明るい暗い程度にしか
機能していないことを御存じのように、ほとんど右目で過ごしているから負荷が
右側ばかりにかかる。

右目だけで見てるので、時々私の左側に立つ人がいても、気配は分かっても見えていない。
左には目を向けたりもするけど、実は見えていない。でも左に立ってる人には
私の視線は向かっているので、相手は私が見ていると思っている。
私は相手が見えていると勘違いしてくれてるまま話を合わせて話すことがある。

両目で均等に見えたら世の中は変わって見えるだろうか。
同じだ、という人もいるだろうし、違うかも、という人もいるだろうけど、
どっちでもいい、も答え。

ただしきりに右側が凝る。頭ン中でもなんか血流がたまる感じがする。
右側酷使の私です。どうも。

右目は裸眼で視力1.5位は確保してるから生活に支障はないし、免許も眼鏡無しで
まかり通る。カメラも右目で見るから、ファインダーをのぞいても正常にピントも
合うし、両目を開けてても普通に撮影できる。

肩凝りばかりは弱るな。
半身浴して本なんて読んでるのもよくないんだろう。風呂で読む本は落ち着いてて
集中できる。気付くと大汗かいてるのも知らず知らずにダイエットなのかも。
(痩せたいとかいうのはあんまりないけど)

小学校にあがる前からこの視力のままなのだ。アイパッチとか眼鏡とか、やったことの
ある人にはわかるだろうけど、嫌な時はとことん嫌なのだ。つけてたくない。
脳波検診などもしたが原因は分からなかった。眼鏡で矯正してたりもしたけど、
中学にあがるころには眼鏡はほとんどつけなくなってる。

朝、目覚めて繕い物をした。料理も裁縫も上手ではないものの、一通りはできるから
苦でもない。糸と針があると本当はかなりいろいろ人はできるし楽しめるものだった、って
かつて思ったことを思い出した。パソコンを買った時もそう思った。自分の幅が恐ろしく
広がった予感を得た。

エッセイをこういう風に書いてるとどこかしらほとんど自分のことを書いてる気持ちに
なるんだけど、その実「書いてない」「書いてこなかったこと」もあるもんですね。
私の右視力なんて話題にしても仕方ないのに、これ読んでくれる人もいるんだろう。

そういう訳で、私は右肩が凝ります。面白いくらいに左肩が普通です。凝る気配も
ありません。脳も右だけが活性化してるかも知れません。右利きです。じゃ。

 

エッセイを読む