ユニバーサルっ!

(注意事項:このエッセイはUSJの感想がもりもりはいっています。
 あんまり詳しく知ってしまうと、まだ行ってない人には「えっ!」って
 ネタばらしにあったような気分になるとこもあるので、そこいらへんは
 納得づくで読み出して下さいね)

 門!

7月4日、さすがに三十路を越えての誕生日は親族からは「お前なあ、もう
ええかげんにせなあかんやろ?」ってな怒りをぶつけるいい機会となるので、
そうした危機を回避すべく、友人に誘われるままに、大阪ユニバーサルスタジオ
ジャパンなるところへどっこいしょっ!っといってくることにした。

さて、ながやエッセイ熟読の諸氏には「ながやエッセイってなんだか堅いわあ」
とお嘆きの向きもあるでしょう。だいたいほとんど遊んでないのでありますな。
消防団の方で「大人な」遊びに誘われこそすれ、どーも生来の性格から
世に言う「遊び」がなかなか面白くなく、ちなみにまだディズニーランドも
いったことのない輩なのでありますな。オホン。

まー、大阪ユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)へは友人が
「いきましょう!」と叫んで、電車の切符まで段取りいただき、さー、行くぞ
行くぞと雰囲気づくりまで算段してもらって、「たまにはどーんと!」という
気持ちも重なっていくことにしました。

早朝4時半に岡崎出発。5時には名古屋の集合場所に集い、朝から朝御飯だ!
と息巻いて牛丼をモリモリたべまして、ウオー!と奇声をあげてから、
近鉄特急で朝6時36分のに乗り込んでぐっすり寝てやりました。

大阪鶴橋には9時前に到着し、JR環状線で「ユニバーサルシティ駅」直行の
電車に乗り込んでドーンとついてしまいました。は?ユニバーサルシティ駅?
そう!この巨大アトラクションのために、大阪は駅をこしらえていたのです。
いやー、ビックリ。それも明らかにJRの駅としては異質な「美しさ」がある。
ああ、これは大阪ではない!

駅をでると、もうそこは「ユニバーサル」のエッセンスモリモリでして、
街にはアメリカァーンな音楽が流れ、建物は美しくもハデハデ原色の
アニメみたいな雰囲気パンパン!のっけからずいぶんとウキウキになります。

ビバ!
アメーリカー!

で、5分も歩くとすぐに入場門。あっ!ユニバーサルのマークがデカデカと
回っています。でかいです。グルグルです。気分はウキウキの2乗です。

この女性は他人様

入場に際しての出費は大人5500円のスタジオパス。このチケット一枚で
とにかく一日中遊びまくることができます。マジでたいへんな量を遊べます。

一歩入場してしまいますと、もうそこはアメリカでした。いやいや、映画の
セット盛り沢山です。日本じゃありません。だってウッドペッカーやら
スヌーピーが歩き回っています!スゲー!うれしー!

写真撮影OK!
建物は絵(!)
パーク内に湖!

さーて、ここからはとにかく目についたものを片っ端から乗り込んでいきます。
連日の猛暑で岐阜では38度なんて気温を記録してる上、熱射病でなくなってる
人までいる猛暑の中をイキオイにまかせてアトラクションに乗り込んでいきました。
一発めに選んだ「ETアドベンチャー」はいきなり予約券をもらって、1時間半後
に来て下さい、といわれました。つまり、混んでるアトラクションはこうして
整理券を渡しておいて、あとですんなり入れる段取りをしてくれるのだ。

その待ち時間の間に「ターミネーター2:3D」を鑑賞。以下感想記述。


●ターミネーター2:3D
  寸劇と3D映画をミックスさせたイベント映画。いやー、ギミックいっぱいの
  シートはゆれるわ水はふってくるわ、風が吹いてくるわ、3Dは目の前に
  やってくるわのてんやわんやの派手派手映画です。

●ETアドベンチャー
  ETの星にたいへんなことが起こってしまい、ETがあわてて母星に
  戻ったあとの物語。自転車にのって走るわ飛ぶわの大冒険!

●ジョーズ
  愉快なお姉さん船長さんが海の遊覧を楽しませてくれる乗り物。
  いやー、お姉さんが元気でねー。プロでねー、目の前に座ってるワタシ
  にちっとも目線がこないまま、ジョーズとの格闘を演じ切る素晴らしい
  アトラクション!炎あり、水しぶきあり、写真で知ってる通りの
  ジョーズっすよ。

●バックドラフト
  待ち時間30分。ただでさえ猛暑だったのに、みすみす熱い思いして
  みました。すげーよ、炎のコントロールって意味ではなかなか派手な
  中にも感心することしきりの炎イベント。消防士ってえらい!
  閉所恐怖症、ガスに敏感な人は卒倒しかねないですな。
  (でも実際の火事場にくらべるとずいぶんと可愛くて美しいです)

●ジュラシック・パーク・ザ・ライド
  ジョーズににてるかな。ジュラシックパークを探検します。
  ラストににはジェットコースターばりのドキドキがあるので、そうした
  ものに弱い人はさけるべし!

カッパ販売してた


●スヌーピー・プレイランド
  かわいーよー。建物の中では子供達が走り回っています。
  「驚かし」「泣かし」「ビビらし」のアトラクション達の中で、ホッと
  安心できるところです。
  ルーシーが悩みごとを聞いてくれるコーナーあり。

●バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド
  デロリアンに乗って飛ぶってーのはこんなにスリリングなんかい!キャー!と
  息の止まりかねない乗り物ガクガクアトラクション!ドクが先導してくれるよ。
  でもマイケル・j・フォックスはまったくの不在なの。


このほかにもおよそ倍の見せ物がありましたが、タイムアウトしました。
でもまぁおおむねのポイントは押さえました。面白かったです。
実はワタクシ、すでにアメーリカのユニバーサルにもいってまして、
バックドラフトとバック・トゥ・ザ・フューチャーは体験済みでしたが、
全くそん色ありませんでした。

他にも演奏してたよ

かくイベントにはひとつづつ「パナソニック」「ANA」などの企業が協賛してて、
お土産も各イベントごとにお土産屋ができてて、人だかりもたいしたものでした。
ETのグッズばかりは可愛いとは思えませんでしたが。

レストランはいくつもあります。アメリカンタッチになってたり、バーガーの
トッピングを楽しめたりします。あちこちに屋台のアイスクリーム屋さんが
いまして、300円でオイシイアイスを食べられます。

園内唯一の和食屋さん

私達は電車の都合から6時半にはでましたが、ユニバーサルシテイ駅では
「またの御来場をスタッフ一同お待ちしています」とおよそJRの駅アナウンスとは
思えない心づくしにビビりました。ひと駅すぎると、ストーンと日本に
戻りました。

総合的な感じをいいますと、カップルがハネムーンで行くにはピッタリです。
なんでもありです。アトラクションも大したモンです。
カメラを持っていってましたが、どこで構えても絵にできる風景でした。

それゆえに、ちょっと「できすぎだよなぁ」という、なんとももったいない感想が
ワタシの感想です。想像の余地はないんですね。見せすぎちゃって。
日常を忘れたり、ここで働いてみるのはイイカモ!って思いました。

帰り際、ハッと気付くと近鉄電車でした。大阪の気分はちっともありません
でした。電車に乗ってドーンとUSJに着いて、そのまま電車で帰る。
つまり、USJに行ったのです。大阪、はそこにはなかったのですね。トホホ

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