作成日: 11/11/08  
修正日: 11/11/08  

対面衝突寸前の自転車とひとでなし

魂の抜けた人


いい天気をいい気分で鼻歌まじりに歩いてた訳です。角を曲がろうとした
その時に、自転車がバッと出てきて、キキーッとブレーキ音立てて、私がとっさに
避けようとした方向に突進してきます。うお、危ないとよけると、向こうも同じ方向に
曲がろうとしました。結果的にはお互い難なく通れた次第ですが、気に喰わないのは
自転車の運転してた男の子(年で言うなら17~18歳くらいと見受けました)が
なんの表情も示さず、なんの謝意もなく、すうっと走り抜けた事です。
振り向きもしないし、慌てるそぶりもない。ああ、もう、きっと、本当に気にしてないんだなって
思いました。本当に他人はどうでもいいって子がいるんだなって思いました。
そして可哀想だと思いました。ごめんなさい、と言えない事もかわいそうですが、ごめんなさいという
気持ちすら持てないまま、あんな年になっちゃった人が、なんか、もう、不憫でした。

怒りとか、そんなんじゃない虚無感に襲われたのです。
あの自転車ドライバーなら、老人でも子供でもたぶん轢けます。
そして事故になるまでは、「事故じゃないんだから」となにひとつ謝らないし、ごめんなさいとも
思わないでしょう。仮に事故に至っても「事故に遭っちゃった」と被害者面するでしょう。
面倒くさい事になっちゃったよ、程度に。

ごめんなさい、の気持ちが持てない人は、もう駄目だと思います。
他の何が秀でてても、0点です。私に言わせると、もう人じゃありません。ひとでなしです。
自転車と人であれば、軽車両として自転車が優位な訳です。優位なポジションが弱者を
いたわるのがマナーの根幹です。びっくりさせたとしたら、ごめんなさい、です。

知らんぷり、であるなら、まだ人ですが、本当に気にしてないっていうのは、
人じゃないよね。虫以下だと思う。たとえに虫を使うのも、虫に失礼なほどな魂だと思う。
自分以外の生き物のことなんてドーデモイーというのは、大事にしてもらえないところに
自分を追い込む行為なのに。誰も教えてくれなかったのかなあ。