作成日: 13/02/12
修正日: 13/03/02
野菜が美味しいんです
味覚は変わりますね
毎日G5君とショートカットの日々でなかなか上達しないってのがどーも無力で、
それでも学べるものがあって、教えてくれる人に恵まれてるっていうのは、とてもとても
心地のいいものです。嬉しいのです。
このごろは毎年年末年始にでっかいことが起こり、その火消しに3月くらいまでかかる
ことの連続でした。春とともに落ち着きを手に入れ始めるって感じになります。
忙しかったり、困惑してるとき、私は料理に凝る傾向があります。レシピみながら食材そろえて、
それまで買ったこともなかった調味料をおそるおそる使うってことです。
家庭料理で、自宅で母に作ってもらった料理はいくつか再現できますが、外食でしか食べたことのない
料理などは、レシピが揃っていようとやはり「これ、なんになるの?どんな味になるの?」と
おっかなびっくりになります。億劫と言ってもいいほどに。
「作ってる最中」に、結果がまったく予想されていないと、怖くなるんですよね。怖さ半分の片方に
「おいしくなるのかも!」という理由のない期待も広がります。
事実、この2月に料理に凝りはじめて、食生活が大きく潤いました。味が多彩さを醸すようになり、
野菜を食べる頻度がすごく増えたんです。根菜類、野菜が美味しくなると、「開拓」に気持ちが
シフトして行くのが自分で分かります。
もう一つ。使用する調味料の量が、グンと減ったのでした。
「男の家庭料理」なんてものは「醤油をドブンと一回」とか「チョロリとたらす」程度にしか
単位がなく、どうしても大味だったり、濃い味に逃げておく傾向が出てきます。
それがレシピ通りにやると、「大さじ1杯」とか「ごま油」「白ごま」「昆布」などなど
単位も基本のだし、調味料がごっそり変わるのでした。
「こんな量で味ってつくのかよ!」とか、煮込んでる最中にどうにも臭くてたまらない料理を
パッキンにつめて冷やしながらも「開封して臭かったら明日の『可燃ごみの日』にかこつけて
グッドタイミングに捨ててやろう」などと思った料理が、存外おいしすぎて食べる量加減まで
工夫するなど、イレギュラーな結果に一喜一憂してるのでした。
量でだましてた部分を、質で代替しはじめると、今度は「可燃ごみ・不燃ごみ」のごみの量が
減ったことに気づいたのです。食べてる絶対量は増えてますから、どこかで包装の多かったものが
減らされてるか、無駄になるものが減って来たってことですよね。
普通の人よりエンゲル係数の高い生活をしてますのでどうせなら美味しくいただきたい。
で、凝れば凝るほど面白くなる。鍋も煮物も買い物の仕方も、スーパーで通る通路まで
変わってくる始末。
ナンダヨナンダヨ、調理って面白いじゃんコンチキショーなわけですよ。
かといって飲み会などで「どんな料理作るんですか?」って聞かれると、応えるのが億劫で
「クックドゥ」と逃げを打つ始末ですが、みんなこういうときってなんてこたえてるの?つか
そんな質問されもしないよな、ご同輩諸君は。
「レンコンの甘辛唐辛子炒めっていいよね!」とか言えないじゃん。ナニソレ?ってなっても
レシピ通りに作ってるだけだから、話、膨らまないし、味の解説したって意味ないし。
面白いことに、美味しくいただいたあとは、機嫌がいいのでした。当たり前なんだけど、
これっぱかしのことを忘れちゃうんだよね、日々生きてることに執心してると。
今日は春一番が吹いています。三寒四温ってやつなのか、昨日より5度くらい冷え込みます。
春がもう近いな。春には一台、カメラ買おうかな。眼鏡も欲しいな。縁なしのにしようかな。
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