作成日: 15/11/09
修正日: 15/11/09
水炊きがおいしい
シンプルなものって飽きない
水炊き鍋をしました。白菜に豆腐、かしわ、ちくわ、おしまい。
ああ、あと昆布。で煮ただけ。湯だってふわっとしたところを、ポン酢で
チョイとつけて、パクリ。うまい!うますぎる!ウマウマすぎる。
なんだろ、煮ただけなのに。ポン酢も加わって、なんていうか、「結託されてうまくなった」
感じがすごくするの。ひとつひとつの具材ではこういう類いのうれしい美味しさには
ならないんだけれど、不思議に鍋パワーなのかしら、あったまるわ、絶妙に旨いわ、
ごはんにあうわで、上へ下へと大騒ぎですよ。
私の幼少の記憶に入っていない調味料があります。
「味の素」と「ポン酢」です。高校出るまで自宅でしたけど、食卓にあった記憶が
ないのです。よそのお宅では見かけたことがありますが、使い方を知りませんでした。
ゆえに、水炊きのポン酢のうまさというのが本当に年をとってから知った新鮮な
感覚でして、まー飽きないわけです。味覚がある日突然開拓されて、うれしいパニックですよ。
「うまい!うまいんだけど、なんて言い表したらいいの?どういったら伝わるの?
え?みんなはもう知ってる味なの?!そうなの?知ってたの?ずるいよ!」くらいの
ものなのです。
食材本来の味・・・ってのとも違うよね。茹だっただけ・・ってのともチト違う。
なんだろーねー。
味の素の方は「かけたまご」のときにまぜるとたまりません。ええ、たまりません。
抜群に旨いですのう。いやいや旨いですのう。なんなんでしょうなあ。うまみ成分の
なんたるかは全然理解しないのですが、「うまい!」に違いなく、ただうまくてうれしいのです。
味の素にしろ、ポン酢にしろ、小理屈抜きに「旨いっ」って素敵素敵。
それだけでいいと思います。それそのものだけが持ってる魅力があって、それ以外では
そういったうれしさにたどり着けないっていう、唯一無二な感じ。交換がきかず、
何度味わっても、何度でも味わいたくなる際限のなさにうっとりできちゃう感覚。
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