作成日: 19/08/08  
修正日: 19/08/08  

貫くことには伴うものがある

「頑張る」の意味


がんばる、を漢字で書くと「頑張る」となります。分解してみますと
「頑(かたく)な」に「張る」。

「頑な」の意味は「意地を張って自分の考えや態度を変えようとしない様」とか
「ぎこちなく見苦しい様。不体裁な様」と、肯定的な意味合いではなさそう。
そうそう意味なんて考えずに「うん、頑張る!」などと、かいがいしく響く
一途な使い方をしてきたけれど、言葉の発祥としては、まぁ無理を通すって
ことなのかもね。

このごろ、韓国の動きが怖くってしかたないのです。日本と韓国どっちが
正しいの?などという立ち位置表明ってことではなしに、ただ単に韓国の
国家運営の進み方が、危なっかしいと感じてるのです。まー、みんな
同じこと感じてると思うんだけれど。

かの国の大統領も、「あてしにてた」つもりのものが、ことごとくはしごを
外されたような印象があります。「楽観視で国体が滅びそう」と予感させるのは
生まれてはじめての体験になるかもしれません。イデオロギーなんて雲みたいに
つかみようのないものだから、ある意味自然なんだよね。

アメリカって国は歯向かってもいいんですけど、なにがしかの勝利を一時
勝ち取ったところで、世界のどこの国よりも執念深く、根こそぎ倍返し以上の
ことをする国家です。昔よりは弱ったにしても、実損を負わせて座視してくれる
はずがないことを、韓国は見えているように見えないのです。大丈夫かなあ。
「うん、頑張る!」で済まない線を越えてるので、なにかを体得する心構え
なのかな。味方がどこなのか、忘れないでね。

「自分が実は持ってないもの」をあてにして過ごすことは、つまるところ
「手ぶら」で生きてるってことなんだねえ。周りが優しいうちは、なんとなくで
すごせるけれど、「イザ」というときには身を寄せるに足る「よすが」がない。

「自分に降り掛かる火の粉は払う方法は知っておくように」と私は習って
きていますので、日々の食い扶持云々以上に「イザ」って時の備えばかりは
手抜けないと思っています。
国民を「食わせて」いけなくなっていく方向に向かうイデオロギーがあるとしたら
よほど強力な根っこを持っていなくては、「根こそぎ」やられます。

「正しい」とか「正義」とか「勝つ・負ける」ってあたりがシュプレヒコールに
入ってきたら、その時点で「弱ってる」んだと思うんです。グレーな部分に
位置していられないほどに、体力を失っています。意地で貫くことを決定すると、
それは冒頭に挙げた「頑な」、という姿勢。頑なだけですめばいいんだけれど、
残念ながら周りにもそれを見る目線があり、態度を変えられてしまうのです。
そもそも「正しい」とか「正義」ってのは「誰の立ち位置の話なの?」って
だけのことで、論拠に据えられるほど丈夫なものじゃないしね。

相手にその態度を取らせるまでに、こちらがしでかしたことがある、ということ。
周りの取ってる態度は、あなたが示した態度への返礼でしつらえてあります。
なにを自分に囲ませているかは、自分がした選択の積もったものだから。

頑さで貫くからには、伴って「得るもの」「失うもの」があります。
国レベルでそれを見せるからには、よほどの覚悟が要りますよ。
やるなら上手にね。