作成日: 20/06/04
修正日: 20/06/04
テレワークなんて気にしない
マルチメディアと同じように消えてくさ!
テレワークだのいわれましてもー、な大人の皆さんこんにちは。も、本当にその気持ちが
そのまんま世界の気持ちですよ。あなただけじゃありません。みーんなそう思ってますよ。
そして、あわててテレワークだのZoomだのやらんでも、いやいややらぬ方が身のためです。
今だって精神衛生上よろしくないでしょうに?でしょう。
コロナ騒動で、大企業が「テレワークー」と一斉に、だまし討ちみたいに「手だて」を
打ったように見えますから。焦るのはたしかに自然な気持ちでしょう。
あらかじめ資本投下してたり、社内インフラにその素養があったり、需要があったり、
内部留保にその流用が可能であったりするなどの、基礎体力が備わってるとこでもない
かぎりは、おいそれとテレテレ言うてる場合じゃないんですから。
なんもテレワークが、いま起こってる危機を乗り越えさせてくれる訳でもないのです。
そもそも、そんなにいいもんでしたら、とっくに普及してました。普及させきらずに
グズグズしてたんは、そんだけ「やってみたけど、あんまりちょっと」なわけですよ。
そもそも「商売」というのは、「お仕事」というのは、あれこれ手を出して、全部こなせる
ようなものじゃなかったでしょう?ひとつひとつ、勘所を掴んで、ショートカット覚えて、
ずるくなったり、人と知り合って救ったり、救われたりの積み重ねで、やっとこさっとこ
「成り立つ」とこまでこぎついた、修練の末の体得だったはずです。
そんな最中にやれ、「テレワーク」などという横文字が、突然顔を利かせて来ても
太刀打ちも吸収もできないわ、わけわからないわは当然なんです。そもそも働いてる
ひとが、家からでないで「働いてる然」とされることに、納得がいかないはずです。
「人と会わない」を前提とした商売が、小さい企業で成り立つかい!とお思いの事でしょう。
や、結局は人のつながりです。画面経由でも「つながれる」なんていうのは、嘘っぱちです。
テレワークは大雑把には「自宅に社員がいたまま、出勤しないで、テレビ電話で済む仕事」
に「代替できる」仕事にしか通用しません。基本的には、人のつながりでしか仕事は
発展も継続もしません。
ネットワーク経由で動画、画像、テキストの送付で済む仕事はそもそも主流には
なり得ません。ただ、有事には代替のコミュケーション手段、程度には機能するという、
あくまでも補助的存在です。既存の社会構造のうちにあっては、まだ「ネイティヴな
テレワークに順応した職業」は一握りで、喫緊の問題には上程できないでしょう。
ですから、こうは考えてもいいかもしれません。
1, 今後も「急に災厄」が起きてしまうときに、商売の幅を広げとく事
2, その手合いの新しい事に精通してる人と繋がっておく事
1は、「自宅から出ないで下さい」ってなった時に、「ネット上でできる商売の存続」
くらいに思えばいいと思います。ホームページでもブログでもいいので、お仕事上の
情報を発信できていれば、常時よりも自宅にいる人たちが、あなたのご商売の動向を
掴みやすくなっていられる、というものです。
ここにちょいとガッツが備わる人なら、市町村、県単位での行動自粛時向けのメニューを
あらかじめ仕込んでおく「準備」をしておけばいいのです。例えば、サービス業であれば、
「テイクアウトメニュー」ですとか、「ケータリングサービス」の拡充などで、
「緊急事態時の我が社」のスタイルを備えておければ、もうそれでいいのだと思います。
有事の際には有事の際なりの特別メニューは、あらかじめOK!な手合いであれば
もう十分です。テレワークは要りません。といいますか、「みんなは家からでないで
私の仕事に気を止めた人が見に来られる」ものが、それで「テレワーク」なんです。
そもそも、テレワークなんてものは「自宅で仕事をする」スタイルですから、私生活と
お仕事が、「自宅のインフラ総動員」の、ゴッチャ煮な、不寛容な無茶なんです。
この上なく企業精神に相容れない「フリーランスの御殿」のような仕事の仕方なのです。
誰もに導入可能なものでもないですし、誰もに自律心を担保できる仕事の形態でも
ないのです。その意味では2のように、「誰かその手の事に詳しいかもしれない人」が
コンサルタント的に相談に乗ってくれる窓口さえあれば十分だと思います。
八百屋さんにも百姓さんにも、テレワークはあり得ません。ぐっすんオヨヨです。
どだい響きがいいだけなんですよ、テレワークなんて。そもそも企業から心はずんずん
離れていく雇用形態に、企業が本腰を入れる理由が見つかりません。
人の気持ちは人にしか通じません。だとしたら、「有事の際には、こちらの状況が
伝えられる」程度の存在価値を、ホンのちょっぴり増やしておけば、それがあなたの
テレワークなのです。ええ、そうなのです。
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