作成日: 22/03/02  
修正日: 22/03/07  

中立は、抑圧者を助けることになる




「どちらにつくか、選ばねばならない。
中立は、抑圧者を助けることになる。
中立が、被害者を助けることはない。」
at Jewish Community Center, Manhattan

日本人的な悠長を世界が許さないことがしばしばある。80年代にアメリカ経済界などから
「知らない、では済まされない」などと吹っかけられたように、「知りませんでした」が
許されないのと同様、分かってないことまでも責任は負わされるのだということを肝に
命じなくてはならない。

国際政治においては日本人的な「中庸であれば誰にも迷惑はかけてない」などと
「思い込みたがる」のは危険でもある。世界は「そうは見なさない」からだ。そっちの方が
常識なのです。教養と言ってもいい。供用でもあり強用でもある。世界の趨勢が正しいばかり
でもないけれど、そうした気配は知っておくに損はない。

世界のよその国でも今回のウクライナ侵攻に「中立」を建前にする国家がいくつかあった。
しかし総じてそういう国は「次にくる局面」を見越した「積極的戦略込みの一時な離脱」が
本音であり、某国のような「ただの決断不足」国家とでは実質に含み持つ意図の絶対量が違うのです。