作成日: 22/03/05  
修正日: 22/03/07  

欠点のいっぱいある旦那と結婚した方がいいわよ




「レミさんが、和田さんが亡くなられてから・・・あのぅー・・あのね、
とにかくね、欠点のいっぱいある旦那と結婚した方がいいわよって、みんなにいうのね。

え、なんでですかって聞いたら、そしたら、和田さんはホントに欠点がなかったから、
だから、もう、もう、少しでも悪いところがあったら、やなことも思い出せるんだけれども
いい事しか思い出せないのって・・・・仰って、ホントに未だにもう・・・(亡くなってから)
2年経つのに・・・悲しみにくれていらっしゃる・・・あ、あ、あんな明るい顔して悲しみに
暮れていらっしゃる・・・」

NHK「ザ・プロファイラー」で和田誠さんの特集の際に、奥様である平野レミさんが
かつて阿川佐和子さんに言ってきてたことを、スタジオで思い出しながら、涙ながらに
仰ってた話。


インタビューに応える平野レミさん。顔つきはいつも通りなのに、声の感じは涙声混じりで言うの。

「いい和田さんだったね、優しかったね、死んじゃったんだねぇ・・・(小声になって)
死んじゃったんだよねえ・・・はぁーぁ(深くため息)・・やんなっちゃうねえ。」

「和田さんがぁ、この世の中からいなくなっちゃってからぁ、和田さんの事務所からサ、譜面がでてきたのね。
そンでずっとねぇ、音符みてたら、え!これ、アタシのこと、アタシのこと、歌ってんじゃんって思ったのぉ。
それはねえ、それはねえ、ちょっとどぉゆうのかっていうとねえ・・・」といいつづけざまに、
平野さんは歌い出した。可愛い童謡のような曲。

声には終始少し涙声が混じってて、なのに、明るくあろうとなっちゃってるのが分かる。
そのあと、冒頭の佐川さんの話に続くのでした。

明るい顔して、悲しみに暮れてるの。ああ、そうか、その顔でしか、ないんだ。強がりでもなんでもないんだ。